京都大学医学部附属病院 125th

ACTIVITY

看護活動

CANCER NURSING

がん看護

最先端の治療に対応した看護を提供するため、スペシャリストを先頭に様々な取り組みを展開

当院のがんセンターには、他院で告知を受けて、さらに積極的な治療を希望されて来られる患者さんも多く、ご本人はもちろんのこと、ご家族の期待やニーズも非常に大きいことが特徴です。
看護師は治療期から症状緩和期まで、あらゆる段階の患者さんに対してケアを提供するため、幅広く専門性の高い知識と技術が必要です。特に新しい薬剤や治療方法が導入されることが多い当院では、治療の副作用対策や退院後のセルフケア指導のために、日々の自己研鑽は欠かせません。

当院は、都道府県がん診療連携拠点病院および小児がん診療連携拠点病院に指定されており、成人のがん患者さんへの看護だけでなく、小児がんに関する看護の充実にも力を入れています。また、緩和ケアセンターでは、看護師を含めた多職種で協働し、治療や疾病そのものからの患者さんの身体的・精神的・社会的・スピリチュアルな苦痛に対して緩和ケアに努めています。

チーム医療で患者さんを中心とした安全で最善の治療を

幅広い分野でがん看護の質を向上させるために専門・認定看護師をはじめ、院内のがん看護レベルアップ研修を修了した看護師が、多職種チームで活躍しています。また、スペシャリスト達と各部署のがん看護リンクナースとが連携しタイムリーで質の高い看護の提供に努めています。

それぞれの治療は、多職種で構成され専門性を活かしたチーム医療が展開されています。患者さんを中心とした安全で最善な治療を提供できるよう、がんチーム医療の中で、がん看護に精通している看護師は、患者さんや家族の立場に立ちながら、医療者との調整役や、患者さんやご家族の意見を代弁する役割などを担い、欠かすことのできない専門職として活躍しています。

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