京都大学医学部附属病院 125th

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先輩ナース

認定看護師

予後の悪い慢性心不全に
外来で適切な療養指導を

外来1・2階
慢性心不全看護認定看護師
福岡県立看護専門学校 卒

SECTION 01

予後の悪い慢性心不全に外来で適切な療養指導

慢性心不全は、寛解と増悪を繰り返して徐々に身体機能が低下する疾患です。そのため、患者さんは一生病気と折り合いをつけながら生活をしていくこととなります。その他の疾患と比較しても患者さんにとって予後が悪い疾患であるため、詳しい知識や専門的な技術を得たいという思いから2007年に認定看護師資格を取得しました。

現在は看護外来で、訪れた患者さんと一緒に療養生活を振り返り、指導を行っています。また医師による診察に同席したり、訪問看護師やケアマネージャー、医療ソーシャルワーカーといった多数の職種と情報を共有したり、患者さんの意思決定支援や在宅療養への移行支援を行っています。

SECTION 02

病院と地域の医療資源との架け橋として

循環器内科外来では、自覚症状の改善や心不全増悪予防のために電気的除細動が行われることがあります。また、緊急入院の患者さんが外来のベッドで待機することも。そのため、症状モニタリングや症状増悪有無のアセスメント、異常の早期発見ができるように外来看護師へOJTや勉強会を開催しています。

病棟では入院期間だけしか患者さんへ関わることができませんでしたが、外来では退院後の患者さんに継続して関わることができます。外来でお見掛けして具合が悪そうだった患者さんに声をかけ、院内の医療ソーシャルワーカーや地域のケアマネージャーにつないで適切な予後療養に繋げられたケースもあります。
今後も近隣の病院やクリニック、施設などと連携して患者さんの療養支援ができるよう、システムを充実させていきたいと思います。

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