京都大学医学部附属病院 125th

MESSAGE

先輩ナース

専門看護師

専門看護師として、
患者さんの個別性を尊重して支援

積貞棟6階
がん看護専門看護師
京都大学医療技術短期大学部 卒

SECTION 01

専門看護師として、患者さんの個別性を尊重して支援

2023年にがん看護専門看護師の資格を取得。専門看護師になろうと思ったきっかけは、子どもを持つ乳がん患者さんをお見送りさせていただいたことでした。専門看護師の役割は「実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究」の6つ。現在、私は外科病棟のスタッフとして勤務しており、実践の役割がメイン。外来では、治療に関する意思決定支援に関わる機会が多いです。

大切にしているのは、患者さんとの関係性を構築すること。患者さんが今まで何を大切に過ごきたか、何を支えに目の前の治療を乗り越えようとしているのかを理解し、治療や療養の場を選択する際に、納得して決定できるよう気をつけています。

SECTION 02

あらゆるかたちの家族を支援できるシステム構築

そんな私ですが、常に「これでよかったのか、何か見落としていることはなかったか」と「正解」がない判断に後々まで悩むこともあります。それでも、患者さんから「あなただから聞こうと思っててんけど…」と声をかけていただくことがあると単純に嬉しく、この仕事を頑張っていこうと思えます。

今後は、院内・院外を問わず、子どもを持つがん患者さんとそのご家族を支援できるシステムを構築できたらと思っています。家族のかたちは決して一様ではなく、その個別性を尊重する必要があります。看護師だけでなく医師や心理士、ソーシャルワーカーなど、多職種での検討が必要。まだまだ、これから仲間づくり・ネットワークづくりから始めなければという段階ですが、一つずつ丁寧に邁進したいと考えています。

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